利川陶磁器祭りでは、陶芸家の作品の展示や陶磁器の販売のほか、陶磁器づくりを学べる陶磁教室、陶芸家が陶磁器を焼く伝統窯焼成の見学など、観客参加型のさまざまな体験イベントが行われます。毎年新しいテーマで、子どもからお年寄りまで誰もが楽しめる多彩なプログラムが用意されており、世界各国の伝統文化を楽しんだり美しい陶磁作品を鑑賞したりすることができます。
京畿道広州は、良質の土や薪として使う木材が豊富という地理的条件を備えていたため、朝鮮時代、王室に献上する陶磁を生産するための司饔院の分院が設置・運営されていた地域です。約310カ所の窯跡が散在するなど、朝鮮白磁の研究と生産において中心的な役割を担っていました。こうした地域の特性を生かし、広州王室陶磁の優秀さを伝えるために1998年に始まった広州王室陶磁器祭りでは、陶磁器の展示・販売のほか、伝統・現代公演、参加型イベント、体験イベントなど多彩なプログラムが行われます。
1990年5月に始まり、2017年に29回目を迎える驪州陶磁器祭りでは、高麗青磁と朝鮮白磁の流れを受け継ぐ伝統生活陶磁から、新進作家の斬新なアイデアから生まれた現代生活陶磁まで、様々な作品の展示即売が行われます。