子ども展示「工芸の遊び場」では、陶磁、金属、繊維などを活用した工芸作品や現代美術作品を展示するほか、子どもたちが見て、触って、体験できるプログラムを実施します。工芸は、子どもたちに身体を動かさせることで筋肉や想像力の発達を促し、集中する習慣をつけさせるなど、子どもたちが創造的に成長するのに役立つさまざまな要素を持っています。本展は、こうした特性を踏まえて、工芸が子どもたちの無限の想像力を引き出す媒体であるということを示すために企画されました。
本展では3人の招待作家の作品10点と、42点の所蔵品を披露します。
工芸とは暮らしの身近な場所にあるもので、私たちは工芸に親しみを感じています。そのため、工芸は暮らしに潤いを与える手段であると同時に、子どもたちを創造的に成長させられる媒体と言えます。子どもたちが本展で想像力あふれる工芸作品に触れ、感じて、遊びながら私たちの暮らしを豊かにする工芸の力を体験できればと思います。