2014年は60年ぶりとなる青馬の年です。韓民族の思想的な元型である陰陽五行からすると、青色は木を意味し、方角では東を、季節では春を意味します。「青色礼賛-BLUE展」は、青馬の年と、命の機運がよみがえる春を記念し、現代陶磁文化の未来の青雲と飛翔を願うという意味から青色に焦点を当てています。
青色の様々なスペクトルは、陶芸作品や工芸、現代美術でも見られます。今回の「青色礼賛-BLUE展」では、現代陶芸作品に表れている美感や特徴を、青という色を通じて新しい観点から探ります。この展示は、陶芸のほか、絵画、映像、繊維など、青という色彩によって情緒的な共感が可能な様々なジャンルの作品を取り入れることで、異なったジャンルが通じ合い、新しい意味を見つけ出すきっかけにしようと企画されました。