2019所蔵品特別展「Thinking Hands:考える手」は、韓国陶磁財団が約20年にわたって蒐集した所蔵品のうち、創作活動に貢献したり想像力を高めたりするほか、さまざまな役割を果たす「手」にスポットをあてました。
展示は▲巨匠の考える手 ▲手の記録 ▲人と物語 ▲土と身体の交差 ▲手工芸とデザイン ▲創造的経験の6つのサブテーマから成っています。
第1展示室「巨匠の考える手」は、25カ国の巨匠たちの主要作品を紹介するもので、韓国では唯一当財団が所蔵するピーター・ヴォーコス、ルディー・オーティオなど抽象陶芸家の作品を展示します。
第2展示室は「手の記録」「人と物語」「土と身体の交差」「手工芸とデザイン」の4つのサブテーマで構成されています。「手の記録」では、当財団と京畿世界陶磁ビエンナーレの歴史をアーカイブで紹介し、「人と物語」では、私たちの日常を素材にした作品が披露されます。「土と身体の交差」は、手を使って土の物性を表現したユニークな作品から成ります。「手工芸とデザイン」では、デザイナーと名匠のコラボ作品、幾何学的な形の作品など、デザイン性の高い陶磁作品が紹介されます。
第3展示室では、展示と連携したさまざまな教育・体験プログラムが行われます。解説員の話を聞きながら展示を鑑賞し、専門講師からマナー教育を受ける「子ども教育プログラム」、黄土を溶かした水で絵を描く「黄土の絵」、陶磁器を観察して所蔵品管理カードを作成する「所蔵品管理者体験」、粘土で自分の顔型を作る「土の自画像」、お絵描き、キネティックサンドやソフトブロックを使った遊び、土のスタンプを押す「手の機能体験」など、さまざまなプログラムをお楽しみいただけます。