[2003年9月1日 ~ 10月30日、利川世界陶磁センター]
生活陶磁部門と 造形陶磁部門に分け、1次スライド審査を経て入選した作品を対象に2次実物審査を行う方式で受賞作を選びました。
世界中から合わせて2,454点の応募があり、このうちスライド審査で215点が選ばれました。
2次審査では大賞・金賞・銀賞・銅賞・特別賞の受賞作とともに、造形陶磁部門134点、生活陶磁部門76点の合わせて210点が最終的な入選作に選ばれました。
2500倍の競争を勝ち抜き、ヨ・ソングさんの作品が大賞を受賞しました。
国宝2点、宝物5点を含む国宝級の名品が展示され、朝鮮陶磁500年の変遷を一望できる展示です。
何の装飾もない純白磁、王室で使った白磁青華龍文壷をはじめ、青華白磁、辰砂白磁、鉄画白磁、文房具などの名品約180点が観客を魅了し、 「生活の中の陶磁」 コーナーでは、朝鮮時代の人々が生活の中で実際に陶磁器をどのように使っていたのかを具体的に紹介しています。
[驪州 世界生活陶磁館]
作品を陳列ケースや陳列台に並べる従来の展示とは異なり、陶磁器の作品やセラミック製品が、実際の生活空間でインテリアとともに配置された新しい形の企画展です。
土と水、そして火によって作られる陶磁器やセラミック素材の製品を利用し、多彩な空間演出と幅広い活用方法を紹介することで、21世紀の機能的でエコ志向のライフスタイルを提案しました。
リビング+休憩スペース、寝室+浴室、キッチン+ダイニング、ロビー+休憩スペース、執務+会議室、個人書斎(Bar)と庭園の 7つのスペースで構成された空間に、20人余りの作家の作品68点が展示されました。
観客にとっては、このセラミックハウスを通じ、日常生活の中で陶磁の美しさと効用を再発見できる機会となりました。
世界の最先端をリードする有名な陶磁ブランド10大企業の名品を集め、21世紀の陶磁デザインのトレンドを国内に紹介するために企画された展示です。
現在世界の陶磁デザイン界をリードしているヨーロッパの陶磁メーカーの製品を通じ、国別・企業別の陶磁の特性と傾向を分析し、陶磁デザインの最新トレンドを探る場となりました。
展示参加企業 : アウガルテン(オーストリア)、アラビア(フィンランド)、ヘレンド(ハンガリー)、マイセン(ドイツ)、リチャードジノリ(イタリア)、ローゼンタール(ドイツ)、ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)、セーブル(フランス)、ビレロイ&ボッホ(ドイツ)、ウェッジウッド(イギリス)
韓国陶磁の伝統性と現代性、韓国陶磁の美学的特徴を、格調高い空間演出を通じて示した展示です。
粉靑のいきいきとした文様表現と多様な器形、端麗で気品のある白磁の器、伝統茶碗と茶道具、伝統甕器の味わいを生かして新しく制作した大形の造形甕器まで、粉靑と白磁、甕器を現代化した作家22人の個性豊かな作品を鑑賞することができました。
特に、自然植物と天然材料を利用して自然な韓国の趣を強調した演出技法が目を引く展示でした。
[利川 世界陶磁センター]
スペインバルセロナ国立陶磁博物館が所蔵している作品のうち、12世紀から20世紀まで各時期別の主要作品80点を展示しました。
「2003スペインの年」を記念し、ヨーロッパ近世陶磁の中心であるスペインの陶磁の歴史を韓国で初めて紹介する展示で、ヨーロッパ陶磁の発達史と美的特性を鑑賞し、スペインの陶磁文化を理解できるきっかけとなりました。